
















万願千呪郷の有する呪術は通常の呪術とは異なり、鬼の系譜を持つ者のみが扱える人外の術である。これは、領主が古今東西の術を習得した技術の集大成であり、全ての頂点に位置する呪術なのだ。
鬼の呪力は人間の持つ呪力とは全く異なり、その特徴は呪力の質と吸収力にある。
人の呪力が小川であるなら、鬼の呪力は大河になる程、力の質に差がある。
また、鬼は外側から呪力を吸収し、自らの力に変換することができる。
異特殊かつ強力な呪祈祷において行われる儀式では、鬼の力を用いなければ術の発動すらできないのである。
おにの呪力を鬼神の域まで高めた呪祈祷は、あらゆる願望を成就させ、呪いを晴らすことのできる、現世に存在する唯一の手段である。



万願千呪郷では、高峰三明が自ら監修した強力な呪具を取り扱っている。
大嶽丸の家系に伝わる秘術を封じた呪具は、持ち主の魂に宿る「渇望」に反応し、その力を発揮する。
ある者は「財への渇望」ある者は「愛への渇望」ある者は「復讐の渇望」を胸に呪具を手にする。
溢れ出る渇望で満たされた呪具は、財、愛、復讐全てに潤いを与えるべく、使用者に鬼の力を与える。

領主 高峰三明
伝説の鬼神魔王大嶽丸の血を引くと言われる一族の末裔として生まれる。父親や祖父から聞かされる大嶽丸の伝説や一族の話は信じていなかったが、修学旅行にて平等院を訪れた折、宝蔵で封印される大嶽丸の首に血が共鳴し、先祖返りを果たす。その後は鬼神魔王の神通力を使いこなすために修行を積み、古今東西の呪術、魔術、法術などを習得。鬼神魔王の力と人の心を併せ持つ者として、浮世の闇を喰らい人々に光をもたらすため、数多くの弟子達と万願千呪郷総本山を築き現在に至る。


